北海道コンサドーレ札幌FWジェイ・ボスロイドが、英国紙の取材に応じている。
英国『Telegraph』が独占のインタビューを掲載した。
アーセナルのユース時代に頭角を現し、将来を期待されたジェイ。
数々の移籍を繰り返し中堅クラブや2部リーグで結果を残したものの、ビッグクラブでプレーする機会には恵まれなかった。
そんなジェイは2010年にイングランド代表に招集されているが、出場はわずかに1試合のみ。そうした特異なキャリアは現地でも時折焦点が当てられており、このほど『Telegraph』がジェイを特集したというわけだ。
ボスロイドはこのなかで日本での生活や現在の心境、これまでの後悔などについてコメント。
日本に来て「驚いた」という文化とは?
ジェイ・ボスロイド(北海道コンサドーレ札幌)
「もしイングランドで何かを買うのに1ペニー(およそ1.49円)足りなかったら、店員は『どうでもいいぜ』って言うだろ。
けれど日本では、それを買うことを認めてもらえないんだ。
ここ(日本)では、道路にある自動販売機で食料を手に入れることができる。
ある時、自動販売機で売られているコーンスープが大好きと言ったんだ。
するとそれ以降、ファンが練習場にやってくる時は、いくらか持ってきてくれるようになった。
私の食器棚には、その空き缶が山積みになっているよ!
物を知らない人はただ『アイツ(ジェイ)は日本のなリーグにいる』と言うが、その認識は全く事実とは異なる」
※はネガティブな意味を含むスラング ジェイ・ボスロイド(北海道コンサドーレ札幌)
(これまでの後悔について)
「私の能力を考えれば、これまで達成してきたことは予想以下のものだった。 プレミアリーグには私の半分ほどの能力しかないフォワードも何人かいる。
もしもフットボールにより集中していたら、アーセナルでレギュラーとしてプレーし、イングランド代表でももっと出場していただろう。そうすべきであったようにね。
けれど私はプレミアリーグやセリエA、イングランド代表でプレーした。お金もたくさん稼いだ。
良いキャリアを手に出来ただろうか?ああ、もちろん出来たさ。
しかし、これ以上に多彩なキャリアになるかって?それは分からないな」
日本でのプレーを悪く言われることもあるようだが、そうした認識は全く事実ではないと主張したジェイ。日本のファンとしてはこれは嬉しい!
また、これまでのキャリアについて「思い通りではなかった」と認めた上で、それでもプレミアリーグや代表でプレーする機会を得たことに満足しているようだ。
今後についても「どうなるか分からない」と含みを持たせた。