中島翔哉も続け!欧州で活躍する「165cm以下」のスター選手たち

日本代表デビュー戦となったマリ代表との親善試合で初ゴールを記録した中島翔哉。

164cmと小柄な彼だが今季はポルトガルのポルティモネンセでセンセーショナルな活躍を見せており、FCポルトなどビッグクラブからも熱い視線が注がれている。

そこで今回は、そんな彼と同じように小柄ながら欧州の舞台で活躍する精鋭たちをご紹介しよう

マテュー・ヴァルブエナ(フェネルバフチェ)

身長:164cm

160㎝中盤という身長でありながら、あのフィジカル重視のフランスリーグにおいて活躍を見せ、代表の中心選手にもなった。それが「スクーター」ことマテュー・ヴァルブエナだ。

体が小さすぎたためにボルドーの下部組織から放出されたが、小クラブで実績を残してマルセイユへ。一時はデシャン監督から戦力外にされるも、チームが不調に陥って起用されると大活躍。豊富な運動量と正確なパスを生かした情熱的なプレーでリーグを席巻した。

ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)

身長:163cm

イタリア代表で「10番」を背負ったこともある、才能溢れるアタッカー。圧巻のキレとセンスで守備陣を切り裂き、ゴールを脅かす。

あのアッリーゴ・サッキも「この10年で最高のイタリア人タレント。天才的な閃きがある」と惜しみない賞賛をおくっており、見ていて楽しい選手だ。

そんな彼だが、小柄すぎることを理由にテストに落ち続け、サッカーを止めかけていたと明かしている。そこから代表選手にまでのし上がっただけに、でっかい肝っ玉を持った選手ともいえる。

ライアン・フレイザー(ボーンマス)

身長:163cm

プレミアリーグで活躍する最も小さな選手、それがスコットランド代表のフレイザーだ。

地元アバディーンからボーンマスへ移籍した当時、チームはリーグ・ワン(3部)だった。しかしそこから二度の昇格を経験し、今や世界最高峰の舞台で戦うチームに欠かせない“巨大”な存在となっている。

愛称は「ウィー・マン」(小さな男)。163cm70kgというずんぐりとした体型だがプレミアのスピードランキングでは常連で、アザールを参考にしているという重心の低いドリブルが魅力だ。

ドリース・メルテンス(ナポリ)

身長:164cm

身長160cmそこそこでも世界を舞台に輝く選手はいるが、2018年ワールドカップのメンバーに入ってくるのはひょっとしたらこの男だけかもしれない。革新的なサッカーを見せるナポリの中心選手、ドリース・メルテンスだ。

敏捷性を感じさせるドリブルでの突破はワールドクラスであり、近年ではワントップとしての起用にも応え得点力を開花。ベルギー代表の完全な主力であり、怪我さえなければ本大会に向けた最終メンバー入りは間違いない。

ちなみに、2014年ワールドカップに出場した際に登録されたメルテンスの身長は164cm。ナポリやベルギー代表の公式サイトには「169cm」と表記されているが、163cmのインシーニェと並んだ写真を見るとほとんど同じ上背であることが確認できる。ちょっと“盛ってる”のか…?

ベルナル(シャフタール)

身長:163cm

ハイブリッドな“フィジカルモンスター”を次々と世に送り出すサッカー王国ブラジル。そんな環境の中、たった163cmの身長でセレソンにまで上り詰めたのがベルナルだ。

左サイドから鋭く内に切れ込むドリブルが最大の武器で、アトレチコ・ミネイロ時代はロナウジーニョ、ジエゴ・タルデッリ、ジョー(現名古屋)らと攻撃陣を形成し、リベルタドーレスを制覇。ネイマールに続く逸材として、2014年ワールドカップに出場した。

チッチ監督のセレソンには招集されておらず、ロシア大会の出場はかなり厳しい状況となっている。ただ現在の代表にはシャフタールからタイソン、イスマイーリの二人が選ばれており、僅かな可能性にかけたいところだ。

なお、日本では「ベルナルジ」とカナ表記されることが多いが、現地では「ベルナル」「ベルナール」のほうが一般的である。

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