【ジャパンドローン2018】50分の長時間飛行を実現するヘリコプター型UAV登場 TPホールディングス株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:山川道明)は、ジャパンドローン2018に出展し、50分の長時間飛行を実現した測量用のヘリコプター型UAVのSKY-Heliを展示した。

ドローンと同じ操縦を実現したヘリコプター型UAVのSKY-Heli

 TPホールディングスは、測量用コンピュータの開発にGPSの販売やサポートを主力事業に、ドローンを活用した測量ソリューションを提供している。今回のジャパンドローン2018で展示していたSKY-Heliは、ヘリコプター型のUAVとして、Jupiter JM-1Sという独自開発のフライトコントローラーにより、ドローンのような簡単な操縦を実現した。機体の重量は7.15kgで、最大ペイロードは16kg。ソニーのミラーレス一眼カメラα7 IIを搭載する専用のジンバルも開発し、約1.8kgのカメラとジンバルを搭載した状態で、30~50分の長時間飛行を可能にする。
 また、フリーソフトのMission Plannerを改良した「Mission Planner For Sky-Mapper」を提供し、飛行する住所を入力したら、Googleマップに表示された地図から飛行範囲を選択するだけで、自動飛行を計画できる。ドローンの使い勝手と、ヘリコプターならではの長時間飛行を両立させたSKY-Heliは、日本での試験飛行を繰り返した後で、すでに契約している顧客を中心に納品を開始する計画。
 さらに、LiDAR搭載モデルや16Lタンクを装備できる農薬散布タイプのSKY-Heliの販売も予定している。

測量用のヘリコプター型UAVのSKY-Heli
ソニーのカメラ専用のジンバルを開発し高精細な測量用の空撮を実現する

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