ワールドカップのような短期決戦では毎回ヒーロー的選手が出てくる。ここで活躍できれば強豪クラブのスカウトの目に留まるケースも多く、今回のロシアワールドカップでもそうした選手が出てくるかもしれない。そこで英『Daily Mirror』は注目すべき選手を数名リストアップしており、中でも興味深いのが次の5選手だ。
1.アレクサンドル・ゴロビン(ロシア代表/CSKAモスクワ)
基本的にワールドカップではホスト国が悲惨な成績で大会を終えるケースは少なく、ロシアもホームの声援を力に躍進することが期待される。その中で同メディアは最もブレイクする可能性のある選手としてゴロビンを挙げている。21歳のMFにはアーセナルやバルセロナも興味を示しており、今大会で本格的にブレイクとなるかもしれない。
2.ティモ・ヴェルナー(ドイツ代表/ライプツィヒ)
前回王者ドイツ代表にスピードスターが加わった。これまではベテランのミロスラフ・クローゼに頼るなどセンターフォワードは人材不足な部分もあったが、ヴェルナーの登場で状況は変わってきている。ヴェルナーには複数のビッグクラブが興味を示しているが、大舞台でも結果を出せるメンタリティがあるのかは不透明だ。今回のロシア大会はそうした疑問を解消するのに最適な舞台だ。
3.アンドレ・シウバ(ポルトガル代表/ミラン)
ミランではやや苦戦しているが、シウバはポルトガル代表でクリスティアーノ・ロナウドとともにゴールを量産してきた。EURO2016を制したポルトガルは良くも悪くもロナウドのチームだったが、得点を奪えるシウバが出てきたことで攻撃のオプションは増えた。今後ミランからさらなるステップアップを果たす可能性もあり、今大会はロナウド以上の働きが期待される。
4.エミル・フォルスベリ(スウェーデン代表/ライプツィヒ)
プレイオフでイタリア代表を破ってワールドカップ出場権を獲得したスウェーデンは、決してワールドクラスの選手を揃えたチームではない。ワールドカップでは守備の時間が長くなるかもしれないが、その中で攻撃に変化をつけられる数少ない選手の1人がフォルスベリだ。ライプツィヒでは昨季もアシストを量産しているため、スカウト陣も注目しているはずだ。
5.セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(セルビア代表/ラツィオ)
すでに市場で主役級の存在感を放っているサビッチは、セルビア代表をどこまで導くことができるのか。ラツィオとは全く異なる仕事をすることになり、ブラジル代表、コスタリカ代表、スイス代表のグループを突破できれば面白い。サビッチはスーパースター候補生といった立ち位置で、今大会の主役となっても不思議はない。
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