ロイヤルズに衝撃 正捕手・ペレスが左膝負傷で戦線離脱

エリック・ホズマー(パドレス)とロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)を失ったロイヤルズが、球界屈指の好捕手であるサルバドール・ペレスを4~6週間欠くことになってしまった。自宅で荷物を運んでいた際に転倒し、左膝の内側側副靱帯を損傷してしまったのだ。

アクシデントは現地時間火曜日(27日)の夜に、ペレスの自宅で発生した。スプリング・トレーニング用の荷物を本拠地カウフマン・スタジアムから引き揚げたペレスは、自宅でその荷物を運んでいた。その際に階段を踏み外して転倒。ペレスによると、転倒後は膝を動かすことができなかったそうで、叫び声を上げたあと、すぐにトレーナーのニック・ケニーに連絡したという。

翌朝になってMRI検査を受けた結果、内側側副靱帯の損傷が判明。ネッド・ヨスト監督とペレスは「手術は必要ない」という見解で一致しているものの、靱帯の損傷が回復するまで4~6週間の戦線離脱を余儀なくされることになった。

「悲しいよ。明日、開幕戦に出場するためにスプリング・トレーニングの間、たくさんの練習をしてきたのだから。僕は開幕戦をワールドシリーズのようなものと考えているからね。明日、開幕戦に出場したかったよ」とペレスは心情を吐露。2013年以降、ペレスはメジャー最多の647試合で先発マスクを被っていただけに、ロイヤルズは慣れない布陣での戦いを強いられることになる。

ヨストによると、ペレスが離脱している間は控え捕手のドリュー・ビュテラを正捕手として起用し、控え捕手としてAAA級オマハからキャム・ギャラガーを呼び戻す予定だという。ビュテラは「彼は僕たちのリーダーだからね」とペレスについて語り、「僕にできることをしっかりやるだけだよ」と決意を口にした。

開幕投手のダニー・ダフィーは「彼は僕たちのチームの心臓であり、魂なんだ。替えのきく選手じゃないよ」と本音を漏らした。ペレスには「キミがいない間、僕たちがしっかり戦っておくよ」と伝えたといい、「キャム(・ギャラガー)とドリュー(・ビュテラ)がしっかり試合を作ってくれるはずさ」と自分自身に言い聞かせるように話していた。

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