苦戦が続く日本代表では固まっていないポジションがいくつかあり、右のウイングもその1つだ。
これまで担当してきた本田圭佑が昨年にメンバーから漏れ、代わりに久保裕也と浅野拓磨が伸びてきた。2人は2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選で貴重なゴールを決めるなど活躍したのだが、現在は浅野が所属するシュツットガルトで定位置を失って代表メンバーから外れ、久保もヘントで昨季ほどの活躍は見せられていない。
本田は今回の欧州遠征で代表に復帰したが、マリ戦とウクライナ戦も抜群の働きだったわけではない。もっともこれはチームのスタイルに左右される部分でもあるが、この2試合で本田が完全に右サイドのポジションを取り戻したとは言い切れないだろう。
では、他に適任の選手はいるのか。19歳と若いが、フローニンヘンでブレイクするFW堂安律はかなり面白い選択肢となるのではないか。堂安は今季フローニンヘンで得点を量産しており、今やチームのスーパースターだ。右サイドからカットインして得点を奪う力を持っており、そのテクニックと得点感覚は世界でも評価されてきている。
オランダ『VI』も堂安がロシア行きをまだ諦めていないと伝えており、堂安本人も今のプレイを続ければチャンスはあるはずと同メディアに語っている。若いことに加えて代表での経験が浅いことも考えるとスタメンを確保するのは難しい。しかし右サイドで信頼できる選手が限られているのであれば、中島翔哉と同じくジョーカー的役割でメンバーに含めてもいいはずだ。
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