松浦・福島の直売所、1日にリニューアルオープン 農産物の販売強化

 長崎県松浦市福島町の農水産物直売所が4月1日にリニューアルオープンする。愛称は「とれたて福の島」。売り場面積を約2倍にし、農産物の販売を強化する。市は「とれたての新鮮な野菜や鮮魚をそろえる。ぜひ足を運んでほしい」としている。
 旧直売所は市の施設を利用し、新松浦漁協が運営。主に鮮魚などの水産物を並べていた。老朽化に伴い、観光案内機能を持たせる新施設へのリニューアルが検討され、市が隣接する敷地に整備した。
 新施設は木造平屋建て約130平方メートルで、広さは旧施設の約2倍。隣接する駐車場は17台(うち1台は身体障害者用)を備え、旧施設の跡地にさらに数台を設ける予定だ。
 直売スペースは町特産の車エビやちりめんといった水産物に加え、棚田米やアスパラガスなどの農産物を販売する。島の入り口に位置していることからパンフレットなどを置く情報発信コーナーも設け、店員が観光案内にも応じる。新松浦漁協が指定管理者として運営する。
 4月1日の開店は午前9時。オープニングセレモニーとして午前8時からマグロの解体ショーと即売会が開かれる。このほかサザエのつぼ焼きや海鮮鍋が数量限定で振る舞われる。鮮魚や野菜も格安で販売する。問い合わせは「とれたて福の島」(電0955・47・4110)。

施設の老朽化に伴い、リニューアルオープンする農水産物の直売所「とれたて福の島」=松浦市福島町

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