「八ノ子島カレー」どうぞ!! 西海市商工会女性部西海支部が考案 十字架塔立つ様子を再現 「櫻と菜の花まつり」で限定販売

 長崎県の西海市商工会女性部西海支部は、かつて南蛮貿易港だった横瀬港(同市西海町)の八ノ子島に十字架塔が立つ様子を模したカレーライスを販売し、同市の魅力発信を図っている。
 商品名は「八ノ子島カレー」。2015年に、同支部が地元イベントでカレーライスを提供したことが活動のきっかけ。当初は一般的なカレーライスだったが、西海市の印象が残る商品にしようと、同市の歴史のシンボルの一つ、八ノ子島をモチーフにしたカレーライスを考案。昨年から地域イベントで販売を始めている。
 八ノ子島カレーの食材として使われる米やタマネギ、豚ひき肉などほとんどが西海産。十字架も地元の菓子工房が作った焼き菓子を使用している。料金は500円(税込み)。
 榊原智子支部長は「多くの観光客に八ノ子島カレーを食べてもらうことが西海市の交流人口を増やすきっかけにつながればうれしい。西海市やその歴史をもっとアピールするために私たちの活動も充実させていきたい」と力を込めた。
 八ノ子島カレーは、4月1日に同市西海町の七釜鍾乳洞一帯で開かれる「櫻と菜の花まつり」(午前10時~午後4時)で、50食限定で販売する。イベントに関する問い合わせは、同市観光協会七ツ釜鍾乳洞事務所(電0959・33・2303)。

西海市商工会女性部西海支部が販売する八ノ子島カレー=西海市西海町、道の駅さいかい・みかんドーム

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