144年の歴史に感謝 神栖・矢田部小で児童、住民ら閉校式

©株式会社茨城新聞社

校歌などを合唱し、学びやに別れと感謝を告げる児童ら=神栖市矢田部

統合によって今月閉校する神栖市矢田部の市立矢田部小学校(志村祥江校長、児童70人)体育館で24日、閉校式が行われた。在校生や卒業生、地域住民など関係者約500人が集い、144年の歴史に幕を下ろす同校に別れと感謝を告げた。

矢田部小は1874(明治7)年の開校。卒業生の数は約7300人に上る。児童数が減少し、4月からは近隣の土合小(同市土合南)と統合して「やたべ土合小」として新たなスタートを切る。

閉校式で志村校長は「長き歩みに関わってこられた全ての方に深く感謝。児童が新たな学校でも活躍してくれることを信じている」と式辞を述べ、石田進市長に校旗を返納した。

式典後「矢田部のつどい」では、スライドショーで同校の歩みを振り返り、全児童一人一人が将来の夢や同校での思い出などを壇上で発表。児童らは、同校のトレードマークであるヒマワリが描かれたおそろいのTシャツ姿で、造花を手に「最後のチャイム」などを合唱。最後に、出席者全員で校歌を斉唱した。校庭では、記念碑を除幕して記念撮影も行われ、別れを惜しんだ。

5年の安藤成美さん(11)は「大好きな学校で卒業式を迎えられないのは寂しいが、新しい学校でもみんなと協力して頑張りたい」と話した。

歴代校長で最高齢の第17代校長、佐藤新司さん(91)は「歴史のある学校がなくなるのは残念だが、伝統と実績を生かし『やたべ土合小』としてさらに発展していってほしい」と願いを込めた。 (関口沙弥加)