ドジャース・カーショウが6回1失点も好投は報われず

【ジャイアンツ1-0ドジャース】@ドジャー・スタジアム

球団記録となる8年連続開幕投手を務めたクレイトン・カーショウ(ドジャース)は、チームOBのサンディ・コーファックスとカーク・ギブソンが見守るなか、6回1失点のピッチング。打席でも2打数2安打と気を吐いたが、味方打線がジャイアンツ投手陣の前に沈黙し、30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すシーズンの開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。

カーショウは6イニングを投げて7つの三振を奪った一方、8安打を浴び、2つの四球を与えるなど決して本調子ではなかったものの、要所を抑えるピッチング。ジャイアンツ打線に許した得点はジョー・パニックのソロ本塁打による1点だけだった。カーショウは打席でも2打席連続でヒットを放ったが、ドジャース打線は1~5番が合計17打数ノーヒットに封じられ、なかなか得点を奪えない。結局、エースのマディソン・バムガーナーとクローザーのマーク・マランソンを欠くジャイアンツ投手陣に散発6安打に封じられ、完封負けを喫してしまった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「(カーショウは)1球だけミスをしてしまったね」とパニックに被弾した1球を悔やんだが、「彼への信頼は変わらない。明日に向けて準備をするだけさ」と次戦に向けて気持ちを切り替えていた。

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