旧図書館・生涯学習C 市民活動の拠点に再生 施設名は「ベテルギウス」 大和市

旧図書館のベテルギウス(上)と同北館

 昨年2月からリニューアル工事を行っていた旧図書館、生涯学習センターが4月1日(日)、「市民活動拠点ベテルギウス」として開館する。

 「ベテルギウス」はオリオン座の恒星の一つで、おおいぬ座の「シリウス」、こいぬ座の「プロキオン」と冬の大三角を形成している。

 図書館、生涯学習センターは、2016年11月のシリウスオープンに伴い、閉館。その後、市民活動拠点としての整備方針のもと、昨年2月から改修工事が行われていた。

 旧図書館は、建物の一部を改修。サークルなどの活動拠点として利用できる市民活動ブース「部室」が51室、約50席が備わった誰でも利用できる「市民交流スペース」、市内での起業を目指す人を対象にしたレンタルオフィス「リゲル」ができる。リゲルもオリオン座の恒星の一つ。

 また市内に点在していた公共施設のうち、「青少年センター」、「青少年相談室」、「大和市民活動センター」、「(公社)大和市シルバー人材センター」がそれぞれ移転してくる。

北館にスポよか国際化協会も

 旧生涯学習センターは本館とホールが解体され、北館のみをリニューアルし、「ベテルギウス北館」として開館。保護司会の拠点「大和・綾瀬更生保護サポートセンター」が新設されるほか、(公財)大和市国際化協会、(公財)大和市スポーツ・よか・みどり財団が市役所第1分庁舎から移転してくる。また以前ホールがあった場所には、ボール遊びも可能な公園を設置。旧本館と駐車場には、民営の時間貸し駐車場が整備されている。

 各団体の移転・集約に伴う跡地に利用については、国際化協会などが移転した市役所第1分庁舎の部屋は、当分の間、市立病院が使用。青少年センターは解体の方向で、新年度予算に解体工事設計業務委託料が計上されている。解体時期、利用方法は未定。市民活動センター、シルバー人材センターは解体の有無も決まっていない。

 なお初日は午後1時からオープニングセレモニーが催される。

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