『888sport』は28日、元マンチェスター・ユナイテッドDFデイヴィッド・メイ氏のインタビューを掲載した。
1994年にブラックバーンから加入し、2003年までユナイテッドでプレーしたメイ。
引退後は指導者業やワイン輸入業などに関わりながら、ユナイテッドの公式チャンネルであるMUTVのプレゼンターを務めている。
彼は現在のユナイテッドについて以下のように話したとのこと。
デイヴィッド・メイ 「マンチェスター・ユナイテッドがいつも成功を収めていた25年間を振り返れば、いつもピッチ上でチームを引き上げられる誰かがいた。
ロボ(ブライアン・ロブソン)、そしてロイ・キーン。それからリオ・ファーディナンド、ヴィディッチ、エヴラ、そしてネヴィル。
私は今のチームを見て、誰かの襟首をひっつかんで戦いに向かわせるような人物がいないと感じるね」
(モウリーニョ監督は選手を公に批判したり、敗因は『遺産』だと話したりしたが)
「それをどのように解釈するかによって異なる。正しいと思う人もいるし、間違っていると言う人もいる。
しかし、それがモウリーニョだ。彼の特権だ。マンチェスター・ユナイテッドの監督であり、何百万ポンドもの報酬を得ている。彼が望むことを言える。
もし人々がそれを好まなければ…厳しいことにはなる。それは結局選手の反応次第だ。
私も報道陣も彼がドレッシングルームで何をしているかは知らないが、反応を求めているのだ。
『知っているだろう、私が君たちに求めているものは全て新聞に書いてあるのだ』と」
(ルーク・ショウは特に批判されている)
「ルークはトッププレーヤーであり、イングランド最高のレフトバックの一人だと思う。しかし、彼はモウリーニョが求めていることをしているのだろうか?」
(ユナイテッドに必要な補強は?)
「もうひとりミッドフィルダーが欲しい。あとレフトバックが一人だ。
アッシュ(ヤング)は明らかによくやっているが、あとはルークに何が起こるかにかかっている。
また、もうひとりセンターバックとセンターフォワードも必要だ。ルカクにプレッシャーをかけるためにはね」
(ヤングはワールドカップにも出られそうだね)
「彼はワールドカップでスタメン出場するだろうね。彼は素晴らしかったと思う。
マンチェスター・ユナイテッドのレフトバックとしてプレーしているなら、イングランド代表でやれないわけがない。
彼は飛躍しており、限界を超えている。ルークを追い抜いてポジションを手にするとは思ったこともなかっただろうね」
(ラッシュフォードについては?)
「イングランド代表がどれだけ行けるのか。それはラッシュフォードがどれだけゴールを決められるかにかかっているよ。
しかし2016年のEUROでは、彼は僅かな時間しか出場せず、少しだけ相手の右サイドバックを脅迫した程度だった。
今回はチャンスがあるだろう。そして、イングランドで最も輝かしいスターになりうる」
(ポグバについては?)
「ピッチ外の出来事や、一日置きに変わる髪型がプレーのジャマをしているのかどうかは、私はわからない。
ジョゼは彼を最大限に利用できるポジションでプレーさせようとしている。そしておそらく、正しく物事を進めさせ、自己を表現させるためには、もうひとりのミッドフィルダーが必要だろう。
彼は3センターの左でプレーするのが最高だろう。エヴァートン戦のベストパフォーマンスはそこから来たものだ。
そうすれば、チームは自ずと彼の周りに形成されていく」
(アレクシス・サンチェスについては?)
「個人的には、彼は頑張ろうとしすぎていると思う。何にでも関与しようとしている。
しかし、彼に必要なのは『いいポジションに立っていればいい』と言ってくれる誰かだと思う。
彼は間違いなく素晴らしい選手だ。それは誰もが分かっている。しかし、彼は少し立ち止まって、楽しむことが必要だ。
まるで彼は永久にボールを探し続けているようだ。しかし、時にはボールに自分を見つけてもらうことも必要なのさ」