『Gazzetta dello Sport』は31日、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリのインタビューを掲載した。
フランスでの活躍から先日はイタリア代表への復帰も噂されたものの、ディ・ビアージョ監督は結局バロテッリを招集することはなかった。
また、今夏ニースとの契約が満了となることから、彼がどこのクラブへ移籍するのかという点にも注目が集まっている。
バロテッリは現在の状況はイタリアについて以下のように話したとのことだ。
マリオ・バロテッリ (3月の代表戦で招集されると言われたが、結局メンバーに入らなかったね)
「代表チームの誰とも話したことはないよ。ただ、率直に言えば、僕は招集されるべきだったと思っている」
(代表監督は誰に任せたい?)
「アントニオ・コンテとクラウディオ・ラニエリはカリスマ性を持っているが、僕にとってロベルト・マンチーニはサッカーでの『父』だ。
彼が選出されれば嬉しいよ。彼のためにね。僕の損得ではないよ」
(フランスで2年目だ。セリエAに戻ることは?)
「イタリアのことを話す時、育ったブレシアの街が懐かしい。母がいる。友人がいる。エノック(弟)もいる。代表チームもね…。
僕はイタリアのクラブチームに戻ると言ったことはないよ。
クラブで言えばローマに行きたい。選手やファンのために。僕が行っても、誰も文句は言わないと思う」
(ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGMは、『バロテッリはこのクラブに合わない』と言っていた)
「ユヴェントスが僕を欲しがっていた時、一度だけ話したことがある。だから奇妙に思える。僕のほうが断ったんだからね。
ミランに戻ることはないだろう。ファンに対してはなにもないが、彼らはとんでもない方法で僕を追い出した。まるで何も役に立てない存在のように。それはただ不思議だった。
戻ることがあるとすれば、アドリアーノ・ガッリアーニが復帰したらだね。ただ、彼は戻りたくないだろう。
ナポリが僕にオファーを出すことはないと思う。会長のアウレリオ・デ・ラウレンティスが僕のことを嫌っているからね。
インテルには戻りたい。あそこはビッグクラブだし、素晴らしいファンがいる。
しかし、僕はそれでも『No』というだろう。なぜなら、僕がミラニスタであることが知れ渡ったからね。問題になる」
(イタリア、フランス、イングランド、どこに近い?)
「『国境近くに住んでいるよ』と言おうか。重要なのは僕がいい調子であることだ。そんなときにはどこに行っても違いを作れる。
ニースに行くこともリスキーな選択だった。なぜなら、平凡なチームだったからね。
ミーノ・ライオラ代理人は『リヴァプールとミランであったような怪我の問題が起これば、トップレベルに戻るのは難しい』と言った。
しかし僕はいい感じだし、うまくやれたよ。
練習のルーティーンを変えた。ピザも食べなくなった。クリーム系のパスタも、プロシュート(生ハム)もね。ダイエットのために」
(ライオラは『バロテッリは1億ユーロ(およそ130億円)の価値がある』と言っていた)
「誰にも1億ユーロの価値があるとは思わないよ。この4年間、大きな移籍は狂った人物によって行われた。
ミーノが言いたかったのは『数名の選手はこれくらいで買われたが、バロテッリも同じレベルにある』ということだよ。
誰もが僕をバーゲンで手に入れられる。なぜならニースとの契約は6月で切れるからね。フリーエージェントだ!
自分で価格をつけられるなら、これまでで最も高くなるだろうね。ゴール数が物語っているよ。
僕のやっていることは、世界のトップ10に入っていると思う。
クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシは別のレベルにあるが、ネイマール、グリーズマン、パウロ・ディバラとは同程度だ。
彼らはちょっと先にいるが、それはタイトル数が多いからだ。ディバラは2回チャンピオンズリーグ決勝に進んだが、僕はそうではないからね」