女性のがん患者会活動開始 悩み「少しでも心軽く」 初回は7日

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「女性が安心して話せる場にしたい」と話す松井さん(中央)と三武さん(右)、今関さん

 がんを経験した女性が気兼ねなく悩みを話せる場をつくろうと、女性だけのがん患者会が、群馬県の高崎健康福祉大女性・妊産婦ケアステーション(高崎市南大類町)を会場に活動を始める。子宮・卵巣といった婦人科系のがんをはじめ、胃や大腸、血液など、がんの種類を問わず参加できる。初回は7日午後1時半からで、発起人の松井葉子さん(安中市)は「心の中にためているものを出して、少しでも心を軽くしてほしい」と呼び掛ける。

◎女性特有のがん 打ち明ける場なく立ち上げ

 がんの種類を限定しない女性の患者会は県内になかったという。いずれも女性を対象に、患者の家族や医療者、医療系学生の参加も受け入れる。

 松井さん自身も子宮体がんの経験者。がんと告げられ苦しい思いをしたが、「家族の前ではつらい顔をできなかった」と振り返る。

 「他の経験者はこの気持ちをどうしているんだろう」と、男女問わず参加する会に出掛けたものの、男性の前で自分の病気について話すことに抵抗も感じた。「女性が安心して悩みを吐露できる場所が必要」との思いが、患者会の立ち上げにつながった。

 当面は、太田市を中心に活動する子宮・卵巣がんの患者会、みゅらりっぷ(三武美紀代表)が「出張おしゃべりルーム」としてサポート運営。いずれは別団体として独立する予定だ。

 三武さんの元には、子宮・卵巣がん以外の患者からも「女性だけで話せる場はないか」との声が寄せられていた。大学内のケアステーションが会場となるため、「教員や学生にも参加してもらい、医療者になる人たちに患者の思いを知ってもらえるといい」と期待する。

 みゅらりっぷの活動に参加する助産師で、3月まで同ステーションのスタッフだった今関節子さんも協力。「一人では解決できないことを抱えている人にとって、女性同士でリラックスして話し合える場があることは意義がある」とする。

 5月以降も毎月第1土曜に開く予定。問い合わせはみゅらりっぷ(電話090-4208-6424)へ。

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