今季のバルセロナはFWリオネル・メッシが爆発していることも大きいが、何よりの強みは守備が安定していることだった。昨季までの[4-3-3]に加えて[4-4-2]のシステムも積極的に採用し、ジェラール・ピケとサミュエル・ウムティティのセンターバックコンビを中心に堅い守備を築いていたことが3冠獲得の可能性まで残している理由だ。
しかし、今節のセビージャ戦では代表戦の疲労もあったのか大量にシュートを打たれて2失点している。スペイン『MARCA』は「欧州最高の守備がセビージャ相手に崩壊した」と伝えているが、そう表現されても
仕方がないほどバルセロナは攻め込まれた。
先に2点を奪われて前がかりになったことも関係しているが、セビージャに何度もカウンターを喰らって計21本ものシュートを許している。幸い枠内シュートが6本だけだったので助かったが、同メディアは「セビージャはもっと得点を決めておくべきだった」と伝えており、バルセロナは2失点以上してもおかしくなかった。
4日にはチャンピオンズリーグ準々決勝・ローマ戦1stレグが控えており、同メディアはこの守備で大丈夫なのかと不安視している。ローマとの対戦はクジ運が良いとする意見もあるが、バルセロナはもう1度守備を安定させることができるのか。安定した守備が今季ここまでの成功を支えているだけに、セビージャ戦の内容はやや不安なものとなっている。
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