【戦評】先発・ジョンソンが好投 レッドソックス4連勝

【レッドソックス7-3マーリンズ】@マーリンズ・パーク

開幕から好投を続けるレッドソックス先発陣。昨季17勝のドリュー・ポメランツや2015年に10勝を挙げたエドゥアルド・ロドリゲスを故障で欠くなか、日本時間4月2日の開幕第4戦ではメキシカンリーグ出身のヘクター・ベラスケスが好投を見せた。レイズとの開幕4連戦を終え、舞台をマイアミに移してのマーリンズ2連戦を迎えたレッドソックスは、開幕第5戦の先発にブライアン・ジョンソンを起用。オープン戦の5先発で防御率1.72と好投した左腕は、この試合でも6回1失点の好投を見せ、チームを4連勝に導いた。

メジャー通算7度目の先発マウンドに上がったジョンソンは、2回裏にマーリンズの有望株、ブライアン・アンダーソンにメジャー初本塁打を献上し先制を許したものの、それ以降はピンチを背負いながらもマーリンズに追加点を許さなかった。レッドソックスの先発投手陣は、この日のジョンソン(6回1失点)を加え、開幕からの5試合で30イニングを投げて防御率0.90という驚異的な数字を記録。1919年の0.70、2014年の0.85に次ぐ球団史上3番目の好成績となった。

打線は4回表にエドゥアルド・ヌニェスのタイムリー二塁打で同点に追い付き、クリスチャン・バスケスにもタイムリー二塁打が出て2点を勝ち越し。その後もハンリー・ラミレスの1号ツーランやムーキー・ベッツの1号ソロなどで着実に加点し、力投を続けるジョンソンに十分すぎる援護をプレゼントした。

6回1失点で勝利投手となったジョンソンは「全員がお互いを刺激し合っているんだ。大きなことだよ」と自分以外の先発投手の好投に刺激を受けたことを明らかにした。「誰かが好投しているのを見ると、自分もやってやろうと思うんだ。これが好投の秘訣だと思うよ」とジョンソンが語ったように、各投手が好投を続けていることが、先発ローテーション全体に好影響を与えているようだ。

先発投手陣が好投を続けるなかで、打線にも勢いが出てきた感のあるレッドソックス。開幕戦を逆転負けで落としたあと、4連勝となったが、チームの勢いはまだまだ加速していきそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.