長崎県佐世保市川下町の県立大佐世保校の付属図書館で3日、学生が議論をしながら学習できるスペース「ラーニングコモンズ」の供用が始まった。
県立大は、県内の離島で地域課題の解決策を探る「しまなびプログラム」やゼミなど、グループでの打ち合わせや発表を積極的に授業に取り入れている。これまで学内や近くに対応できる場所が少なかったため整備した。ラーニングコモンズは、キャンパス建て替えに伴って増やす予定。学生に使ってもらいながら、必要とされる設備や環境を把握する狙いもある。
ロビーと学習室に利用していた場所を改装し、自由に動かせる椅子とテーブルを用意。パソコンでの共同作業やプレゼンテーションの練習に活用できるよう、モニター3台と電子黒板2台を置いている。
オープニングセレモニーで石田和彦館長は「学生に有効に活用してもらい、主体的な学びの成果を上げてほしい」とあいさつ。経済学部4年の中森海渡さん(21)は「きれいで使いやすそう。友人と試験勉強に利用したい」と話した。
議論しながら学習 ラーニングコモンズ供用開始 県立大佐世保校・付属図書館 電子黒板など設置
- Published
- 2018/04/04 00:29 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:40 (JST)
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