北陸新幹線、大宮発着に意欲 JR東日本社長

©株式会社北國新聞社

 JR東日本の深沢祐二社長は3日、都内の本社で会見し、利用が堅調な北陸新幹線のさらなる需要開拓策として、大宮発着便の運行に意欲を示した。北陸や上越、東北の各新幹線が乗り入れる東京−大宮間の過密が増便のネックとなっているが、東京駅を避けたダイヤ設定ならば運行の余地が広がる。混雑期の臨時列車運行を想定しており、大宮経由で東北と北陸を往来する利用者の開拓も図る。

 1日の就任後、初めて定例会見に臨んだ深沢社長は、北陸新幹線の2017年度の利用者数(高崎−軽井沢間)が14年度の長野新幹線当時に比べて83%増えたと説明し、「非常に大きな経済効果があった」と述べた。

 その上で、利用促進に向けて「大宮発着便を増やしたい」と述べ、増便の検討に入る方針を示した。JR東によると、北陸新幹線の大宮発着便は運行されたことはない。

 JR東と西日本は乗り換えなしで金沢−仙台を結ぶ団体客向けの直通新幹線を臨時で運行しており、今月は22日に金沢駅を出発して仙台に着き、24日に仙台を出て金沢駅に到着する便が走る。直通新幹線の利用が好調であることから、東北と北陸の往来に活用することが期待できると判断した。

 東北新幹線では大宮発着便の運行実績があり、深沢社長は北陸新幹線についても「これからは大宮が一つのキーポイントになる」と話した。

あなたにおすすめ