ドルトムントはクロップ流から変わるべきだ! バイエルンにも完敗でクラブは迷走

バイエルンに完敗したドルトムント photo/Getty Images

ドルトムントは近年ブンデスリーガ内では唯一バイエルンに対抗できるチームと評価されてきたが、それはもう正しいものではないのかもしれない。先日の直接対決で0-6とあっさり敗れてしまったことを見ても、両チームの差は明らかに開いている。

独『DW』もドルトムントに変化が必要だと主張している。なぜなら、ドルトムントは今でもユルゲン・クロップが築いたベースを軸に戦っているからだ。クロップの下ではブンデスリーガ連覇、チャンピオンズリーグ決勝進出など輝かしい成績を残し、クラブはそれを引き継ぐべくトーマス・トゥヘルをクロップの後任に指名した。トゥヘルはマインツでもクロップの作ったチームを受け継いでおり、後継者としては理想的な人物だったと言える。

しかしそのトゥヘルも去り、加えてピエール・エメリク・オバメヤンやヘンリク・ムヒタリアン、マッツ・フンメルスなど近年のチームを支えてきたタレントたちも次々とクラブを去っている。ドルトムントはそのたびに上手く若い実力者を補強してきたが、常に理想的な後釜を獲得できるわけではない。

ピーター・ボス、ペーター・シュテーガーと指揮官が変わっていく中、チームは今でもスピーディーで攻撃的なクロップ流がベースになっている。同メディアはそろそろ新たなモデルを築いていく時ではないかと考えており、現陣容からベストな戦い方を模索していくのも悪くない道だ。今季はリーグ戦でも欧州カップ戦でも思うような結果を残せなかったため、変化するなら今が適切なタイミングなのかもしれない。

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