リオネル・メッシが引退した時どうなってしまうのだろう。その恐怖をアルゼンチン代表とバルセロナは揃って経験することとなった。
アルゼンチンは3月の国際親善試合でスペイン代表と対戦したが、メッシを欠いたチームは1-6とまさかの大敗。メッシがいても大量失点は避けられなかったかもしれないが、全体的に異なるゲーム展開になっていたのは間違いない。またアルゼンチンもメッシ不在を言い訳にしなければこのスコアを受け入れられないだろう。
一方でバルセロナは先日セビージャに敗北寸前まで追い詰められ、途中から出場したメッシの活躍で何とか2-2に追いついた。スペイン『MARCA』は「メッシのいない生活はバルセロナとアルゼンチン代表を恐怖させる」と改めて存在感の大きさを伝えており、バロンドールを5度も獲得したスーパースターが引退した時両チームは地獄を見ることになるかもしれない。
アルゼンチン代表もメッシのおかげでワールドカップ優勝候補に挙げられているが、豪華な攻撃陣を除けば全体的に選手層が厚いとは言い難い。バルセロナも近年はメッシを中心にチームを作り上げており、メッシがいなければチャンピオンズリーグの優勝候補に入ることも難しいかもしれない。
メッシのようなスーパースターに依存してしまうのは仕方のないことだが、両チームにはメッシが抜けた時のプランが用意されているのか。今回の2試合でメッシの大きさを痛感したことだろう。
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