Dバックスが2本塁打でカーショウ撃破 平野は1回無失点

【ドジャース1-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

前日に延長15回の死闘を演じたドジャースとダイヤモンドバックス。死闘から一夜明け、今日の試合で先発するクレイトン・カーショウとザック・ゴッドリーにはできるだけ長いイニングを投げることが要求されたが、両投手ともクオリティ・スタートを達成し、先発投手としての役割をしっかり果たした。ロースコアの投手戦が繰り広げられるなか、投げ勝ったのは7回1失点の好投を見せたダイヤモンドバックス先発のゴッドリー。カーショウは左打者2人に浴びた2本塁打に泣き、6回2失点ながら開幕2連敗となった。

昨季自己ワーストの23本塁打を浴びたカーショウは、今季も引き続き「一発病」に悩まされている。ジャイアンツとの開幕戦では、両チームを通じてこの試合唯一の得点となるソロ本塁打をジョー・パニックに浴び、6回1失点で敗戦投手に。そして、今日の試合では2回裏にダニエル・デズカルソに先制の1号ソロを浴び、クリス・テイラーの犠牲フライで同点に追い付いてもらった直後の3回裏にはデービッド・ペラルタに勝ち越しの1号ソロを被弾した。デズカルソとペラルタはいずれも左打者だが、カーショウが1試合で左打者に2本塁打を浴びるのは通算4度目。ただし、過去の3度は同じ打者に2本塁打を浴びており、1試合で2人の左打者に被弾したのはキャリア初だった。

一方のゴッドリーはシンカー、カッター、カーブを巧みに使い分け、ドジャース打線に的を絞らせないピッチングを展開。3回表に犠牲フライで同点に追い付かれたものの、味方が勝ち越してくれたあとはドジャース打線に1安打しか許さず、7イニングを投げ抜いた。「毎回の登板での目標はチームが勝つのを手助けすることだ。今日はできるだけ長いイニングを投げないといけない日だったけど、それができて嬉しいよ」と自身のピッチングを振り返ったゴッドリー。トーリ・ロブロ監督は「素晴らしい仕事をしてくれた」とゴッドリーの好投を絶賛した。

カーショウからは2点しか奪えなかったダイヤモンドバックス打線だが、7回裏にドジャース救援陣の制球難に乗じて3つの押し出し四球で3点を追加。8回表に登板した平野佳寿は1イニングを三者凡退に抑え、その裏にはジョン・ライアン・マーフィーがトドメの1号ソロをレフトスタンドへ叩き込んだ。

ロッキーズとの開幕シリーズ3連戦を2勝1敗で終えたダイヤモンドバックスは、ドジャースに連勝して今シリーズの勝ち越しも決定。同地区ライバル2球団に勝ち越した勢いのままに、明日の試合では今季初のスイープを狙う。

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