お菓子作りで楽しく交流 向陽高パティシエ科生 病院や保育園訪問

 向陽高パティシエ科の生徒11人が4日、大村市東三城町の南野病院を訪れ、療養中の患者や園児たちと菓子作りで交流した。
 南野病院では指を動かすリハビリの一環として、菓子や料理作りを取り入れており、同校の生徒が毎年、ボランティアで参加している。今回は病院の敷地内に開設された「みなみの保育園」も訪ねた。
 午前中は和菓子の「こねり」を使って、1~2歳の園児7人と一緒に菓子作りに挑戦した。うまくいかず途中で泣きだす子も。生徒が手伝ってアンパンマンの顔の形に仕上がると、園児に笑顔が戻った。午後は同院の患者や地域住民ら約40人の前でタルト作りを実演した。
 同校3年の吉岡実優さん(16)は「園児と触れ合う機会があまりないので、接するのは難しかった」と話した

向陽高の生徒と一緒にお菓子作りに挑戦する園児=大村市東三城町

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