綱島SST 「新たな街」ついに始動 企業連携で実証実験も 横浜市港北区

今回竣工した、綱島SSTスクエア。国際学生寮、タウンマネジメントセンター、モビリティサービスが設置された

 Tsunashima サスティナブルスマートタウン(以下綱島SST)では、3月26日、正式に「まちびらき」が行われ、次世代都市型スマートタウンとして始動。30日には、エリア内のアピタテラス横浜綱島もグランドオープンを迎えた。

 今回のまちびらきでは、スマート集合住宅(プラウド綱島SST)、スマート商業施設(アピタテラス横浜綱島)、Tsunashima SST SQUARE(慶應義塾大学国際学生寮・パナソニックタウンマネジメントセンター・サンオータスモビリティサービス)が新たに竣工し、すでに稼働しているタウンエネルギーセンター(東京ガスグループ)、横浜綱島水素ステーション(JXTGエネルギー)、スマート技術開発(Apple)とともに、次世代スマートタウンとしてスタートした。

 TsunashimaSST協議会は、4月以降「まちづくり協議会」から「まちづくり運営協議会」に移行。パナソニック(株)を代表とし、ユニー(株)、JXTGエネルギー(株)、慶應義塾大学、綜合警備保障(株)、(株)サンオータス、本田技研工業(株)、(株)大林組の計8団体が街の運営に携わる。

 中でも、綜合警備保障(株)(ALSOK)は、タウンマネジメントセンター内にセキュリティサービス拠点を4月に設置。タウンエリア内かけつけ15分の実現を目指す。クリーン&エコなモビリティサービスとして、(株)サンオータスは、カーシェアリングサービス、レンタカー、サイクルシェアリングサービスを導入。本田技研工業(株)(Honda)も、燃料電池自動車のカーシェアリングを今秋から行う。そのほか、まちを活用した先進的な実証を継続的に実施。(株)大林組は、街全体を3Dモデル化し、パナソニック(株)のセンシング技術で気候、街を訪れる人の数や年齢・性別等街のデータを見える化し、これらを組み合わせて、さまざまな側面から生活の質を上げる取組みを行う。

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