伯ウジミナス、取締役候補を決定 新日鉄住金江川常務など再任へ

 ブラジル高炉大手のウジミナスは、新日鉄住金などによる協定内株主から選出する経営審議会(取締役会に相当)メンバーの候補を決めた。25日に開く株主総会で決議する。

 協定内株主からは、従来通り新日鉄住金や日本ウジミナスなど「日本グループ」から3人、テルニウム・グループから3人、ウジミナス従業員年金基金(CEU)から1人の議員を選出する。新日鉄住金からは経営審議会の議長として迎えるルイ・ロベルト・ヒルシェハイマー氏を新任するほか、米州担当でウジミナスプロジェクトリーダーの江川和宏常務執行役員と法曹界の大物、アントニオ・メンデス氏を再任する。

 新日鉄住金から選出されている現職のワンダレー・レゼンデ・デ・ソウザ氏は退任するが、議員になるまで務めていた監査役へ再び就く予定。監査役は日本グループ、テルニウム・グループ、CEUから各1人を選出している。

 正議員が出席できない場合に代行できる副議員候補には、南米新日鉄住金の能勢大伸氏、前家洋彦顧問、佐藤一郎執行役員海外事業企画部長をノミネートした。

 他の議員候補では、CEUのリタ・レベルト・ホルタ・デ・アシス・フォンセカ氏を再任。テルニウム・グループでは現在議長を務めているエリアス・デ・マトス・ブリトー氏やオスカー・モンテロ・マルティネス氏、ギリェルメ・ポジャーリ・アルメイダ氏の3人をいずれも再任する。

 ウジミナスの経営審議会は現状11人で、協定外の少数株主からも選出されている。

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