バルセロナを中盤の底から支えるセルヒオ・ブスケッツがチームの心臓とするなら、その隣で攻守に奮闘するイヴァン・ラキティッチはチームの「肺」と呼ぶべき選手だ。バルセロナではどうしてもリオネル・メッシやルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタらが主役となるが、目立たずともチームを支えるブスケッツやラキティッチの存在は欠かせない。
スペイン『MARCA』はラキティッチを「エルネスト・バルベルデの肺」と伝えており、昨季ルイス・エンリケの下でポジションを失った時期もあった選手が今では絶対外せない存在になったと称えている。実際ラキティッチはメッシよりも今季のプレイタイムが多く、バルベルデもかなり信頼している様子だ。
かつてバルセロナの主将も務めたテンテ・サンチェス氏もラキティッチの能力を高く評価しており、知的なプレイでチームを支えていると称賛している。
「彼はプレイの中で何が起こるのかを理解する優れた能力があり、プジョルのようだ。彼はパワーがあるわけでもなく、速いわけでもない。しかしボールを奪うためにどこにポジショニングすればいいか理解している。彼はあらゆるポジションに適応したし、何をすべきかを理解している。それだけでなく、バルセロナに来た最初の1か月からチームのプレイスタイルに素早く適応したからね」
メッシ、スアレスらスターを輝かせるべく泥臭い仕事もこなし、持ち前の技術の高さで攻撃のリズムを作っていくラキティッチの存在もリーグ戦で未だに無敗を維持出来ている理由なのだろう。
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