桜陶祭にぎわう 波佐見、きょうまで

 長崎県東彼波佐見町中尾郷の陶郷・中尾山で7日、波佐見焼の窯元巡りを楽しむ「桜陶祭」が始まり、多くの焼き物ファンでにぎわっている。8日まで。
 中尾山の窯元などでつくる実行委が主催し30回目。計21の窯元、商社が普段より安価で器などを販売し、器に料理を盛り付けた「陶箱弁当」も人気を集めている。
 初日は、午前中から家族連れなどが訪れ、世界最大級の登り窯跡が残る町並みを楽しみながら、窯元を巡っていた。東京都の会社員、池内弘美さん(54)は家族や友人と訪れ、お気に入りの皿やカップなどを購入。「波佐見焼の色合いや独創的なフォルムが好きで毎年来ている。これから食べる陶箱弁当も楽しみ」と満喫していた。

商品を品定めする来場者=波佐見町中尾郷

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