新日鉄住金室蘭が入社式、米澤所長「立派な鉄人に」

 新日鉄住金棒線事業部室蘭製鉄所(執行役員所長・米澤公敏氏)は2日、入社式を行い48人(うち女性16人)に辞令を交付した。

 式では米澤執行役員所長が同所の歴史や現在の鉄鋼業を取り巻く環境を説明し、「先輩達の不撓不屈のDNAを受け継ぎ世界最強の特殊鋼棒線基地を目指して全力で取り組んでいる。また、今後当所は室蘭だけでなく他の製鉄所へ鉄源を供給する製鉄所へと大きく変化し、全社の中でも重要な棒線製造拠点として役割が一層大きくなっていく」と紹介。「大切にして欲しいことが四点ある。一点目は感謝で、家族や職場への感謝を忘れないでほしい。二点目は挨拶で、元気いっぱい〝ご安全に〟を。三点目はルール順守で、製鉄所での最優先事項である安全・環境・防災で、安全を徹底してほしい。四点目は向上心で、失敗を恐れず果敢に挑戦してほしい。そして、ものづくりは人づくり、人づくりは心づくり。心を鍛え、腕を磨き、職場を愛し、立派な鉄人になってほしい」と訓示した。

 また、新入社員を代表して池田大斗氏が「今日の初心を忘れることなく責任と自覚を持ち、苦しい時にも決して諦めずに努力を重ねた先輩方のDNAを受け継ぎ、全力で職務に取り組みます」と決意を述べた。

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