ヴァイッド・ハリルホジッチ氏を電撃的に解任した日本サッカー協会は、技術委員長を務める西野朗氏を日本代表の新たな指揮官に任命した。
1996年のアトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を起こしたことで知られる西野監督。その後、柏レイソルを経てガンバ大阪で長期体制を築くと、近年は神戸、名古屋の指揮官を歴任し、数多の優秀な選手を世に送り出した。
現在の日本代表にも彼の下で指導を受けた選手がいる。そこで今回は、西野監督の下でプレーした選手の中から、2017年以降に日本代表に選出された選手たちをご紹介しよう。
宇佐美 貴史
西野監督との接点:ガンバ大阪(2009-2011)
現在:フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)
幼少期に輝かしい実績を残し、デビュー前から“都市伝説”となっていた宇佐美。
G大阪ユースの最高傑作と絶賛された彼は、高校2年生だった2009年、稲本潤一(現札幌)が持つ17歳171日というクラブ記録を更新し公式戦デビューを果たした。その時の指揮官が西野監督である。
川又 堅碁
西野監督との接点:名古屋グランパス(2014-2015)
現在:ジュビロ磐田
J2岡山、J1新潟で得点を量産して脚光を浴びた川又だが、2014年は柳下正明監督の新たな戦術に対応できず、シーズン途中で西野監督が率いる名古屋に電撃移籍。ここで約2シーズン苦楽を共にしたが、目立った成績を残せなかった。
倉田 秋
西野監督との接点:ガンバ大阪(2007-2010)
現在:ガンバ大阪
ガンバ大阪のユース時代に主将を務めた倉田。
当時トップチームの指揮官だった西野監督から「二川2世」と評され、2007年にトップデビューを果たした。ただ当時はまだ若かったためレギュラーを掴むことはできず、千葉、C大阪での武者修行を経て現在の姿へと変貌を遂げていく。
森岡 亮太
西野監督との接点:ヴィッセル神戸(2012)
現在:アンデルレヒト(ベルギー)
ポーランド、ベルギーで活躍し、日本代表に返り咲いた森岡亮太も、西野監督の下でプレーしている。
2012年、解任された和田昌裕の後任として西野監督が神戸の指揮官に就任。しかし同年11月、成績不振により西野監督も職を解かれたため、共に過ごした時間はわずかであった。