J1初勝利の浦和、サポが掲げた痛烈な「メッセージ」と感動的な「横断幕」とは

先週末に行われたベガルタ仙台戦で、今季のJ1初勝利を飾った浦和レッズ。

勝利後、埼玉スタジアム2002のゴール裏にはあるメッセージが掲げられていた。

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内容は以下の通り。

信念と明確なビジョンが浦和を強くする

3年後、5年後、10年後のビジョンがないクラブでも誇りを持った選手とサポーターは闘い続ける。クラブの体質、フロントが本気で変わらない限り浦和レッズに未来はない。

浦和は先日、成績不振のため堀孝史監督を解任し、育成ディレクターだった大槻毅氏を暫定監督に指名した。

現在経験ある指導者をリストアップしていると説明したが、堀氏、大槻氏ともに内部昇格であり、社長や強化部長の方針について批判の声も挙がっていた。

そうした経緯もあり、浦和のサポーターたちはフロントを糾弾するメッセージを掲げ訴えたのだ。

横断幕としてはかなりの大きさであり、「クラブの体質、フロントが本気で変わらない限り浦和レッズに未来はない」という一文には強い思いが込められている。

その一方で、この日の埼玉スタジアムにはこんな横断幕も見られた。

ともに掴んだ星は俺達の胸で輝き続ける、ありがとう堀孝史

これは言わずもがな、チームに10年ぶりとなるACLのタイトルをもたらした堀前監督へのメッセージだ。

堀氏は2005年から浦和のトップチームやユースチームに関わっており、クラブの功労者でもあった。結果的には一勝もできず解任となってしまったが、同氏がチームにもたらしたものに敬意を示すファンも少なくはなかったようだ。

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