9日に日本サッカー協会はヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任する決断を下したが、もっと早い時期に決断を下せたのではないか。サポーターの不信感が急激に高まったのは昨年12月に日本で開催されたEAFF E-1サッカー選手権(東アジア杯)の決勝で韓国代表に1-4の大敗を喫した時だろう。
ワールドカップをこのままの状態で臨んでいいのかといった不満が噴出し、ライバル相手の完敗は解任を決断するに十分なタイミングだったと言える。では、そのハリルジャパンを粉砕した韓国は今回の解任劇をどう見たのか。
韓国『スポーツソウル』は、ハリルホジッチ監督の哲学が日本に合っていなかったと指摘している。韓国は2014ブラジルワールドカップでハリルホジッチ監督率いるアルジェリア代表と対戦して敗れた苦い記憶がある。ハリルホジッチ監督がどういったサッカーを好んでいるのかをよく理解している。
そのうえで同メディアは、「日本はスペインのようなパスサッカーを目指してきた。現代表の選手たちもポゼッション主体のゲームに慣れている。ハリルホジッチ監督は日本の文化を壊し、独自色を打ち出そうとするところで選手たちとの摩擦が起きた。協会が日本と合わない監督を選んだのが最大の原因だ」と伝えている。
当時韓国もアルジェリアのダイナミックな攻撃に粉砕されてしまったが、あのスタイルは日本に合っていないと感じていたようだ。アジアのライバルもハリルジャパンのスタイルには疑問もあったようで、時期はどうあれ解任は妥当な判断だったのかもしれない。
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