【新型コロナ】グループホーム入居者ら感染 横浜市「クラスターに相当」

グループホーム入居者らの感染について公表する横浜市の担当者=市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は8日、新たに20~90代の男女18人の感染が判明した、と発表した。いずれも軽症から中等症。うち6人はグループホーム(GH)の同じフロアに入居する70~90代の男女で、市は「クラスター(感染者集団)に相当する」との認識を示した。

 このGHでは、60代の女性職員と90代の男性入居者の感染が既に確認されている。90代の男性入居者は現在、重症。市は陽性と判明した入居者を担当していた職員12人と、60代の女性職員と濃厚接触した残る2人の入居者を検査する方針。

 一方で、市は現時点で不特定多数に感染が広がっていないことを理由に、GHの名前を公表しなかった。

 8日に発表された残りの12人のうち、都内の保育園に勤務する60代の女性保育士は、東京都が公表した感染患者の濃厚接触者。発症後、業務に携わっていない。70代の夫も陽性と判明した。また市外在住で市内の医療機関に入院している自営業の40代男性、市内に住む50代男性と妻らの感染が確認された。

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