貴金属・レアメタル回収実績、17年11%減の9800トン

価格上昇と円安影響、金額は2年ぶり増

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 触媒資源化協会がまとめた17年(1~12月)の触媒資源化実績報告書によると、使用済触媒や電子材料、歯科合金などからの貴金属・レアメタル回収量は前年比11・2%減の9839トンとなった。

 貴金属類は同比15・4%減、レアメタル類は同比27%減となったことから全体では3年連続で前年を下回った。

 一方、金額ベースでは金属価格が堅調に推移したことに加え、円安影響もあったことから同比6%増の4444億7343万円と増加し、2年ぶりに前年を上回った。

 貴金属の回収量のうち、金は同比0・7%減の5万4619キロと前年並みにとどまった。銀は前年にホルマリン製造に用いられる触媒からの回収量が一時的に増加したため、同比17・6%減の54万9713キロと減少した。

 このほか、白金、パラジウムなどは前年並みの回収量だった。金額ベースでは金が同比2・2%増の2505億円、銀が同比16・2%減の341億円、白金が同比1・7%減の558億円、パラジウムが同比49・1%増の821億円だった。

 触媒と触媒以外の資源化比率(金額ベース)では、金は触媒以外からが同比1・6%増の2486億円、触媒からが同比3・2倍の19億円。銀は触媒以外からが同比7・9%減の341億円、触媒からが同比99・9%減の378万円だった。

 貴金属以外の回収量では、ニッケルが同比5・1%増の4442トン、コバルトが同比9・9%増の344トンと増加したほか、モリブデン、バナジウムなどが増加。チタン、タンタル、タングステンなどは減少した。