熊本地震2年 移動する薬局 被災地で活躍 九州に2台配備

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明治維新150年特集

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 災害時に避難所などに駆け付け、被災者らに薬を提供する車両「モバイルファーマシー」を導入する動きが全国で広がっている。東日本大震災を機に導入が始まり、2年前の熊本地震で初めて大規模災害現場で活動した。九州では大分、熊本両県で1台ずつ稼働。「もしも」に備え鹿児島県の関係者も、連携を見据える。
 日本薬剤師会の要請を受けた大分県薬剤会のモバイルファーマシーは2016年4月15日夜、震度7を観測した熊本県益城町に到着。ひと月半、支援活動を行った。
 被災現場では、まず災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らに負傷者の応急処置に使う薬剤を提供。次第に糖尿病や心臓病、高血圧などの慢性疾患を抱える被災者の常用薬が切れるようになったが、避難所を回る医師の処方箋を基に薬を渡すことができた。
 鹿児島県薬剤師会の上野泰弘会長(60)は「九州では熊本と大分に計2台が配備されており、鹿児島県にとっても心強い」とした上で、「県内でも火山、台風、原発など、災害への懸念が多い。今後も両県の薬剤師会とも連携して、いざというときに備えたい」と話している。

熊本県薬剤師会が導入したモバイルファーマシー
熊本地震の救護所で活躍した大分県薬剤師会のモバイルファーマシー(熊本県薬剤師会提供)

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