さい銭箱から10円盗んだ男、目撃者にけが負わせる 駆け付けた警官の妻、柔道技で男を投げて取り押さえる

©株式会社埼玉新聞社

 神社のさい銭箱から現金を盗み、参拝者にけがを負わせたとして、浦和東署は12日までに、強盗致傷容疑で埼玉県さいたま市岩槻区城南5丁目、無職の男(44)を現行犯逮捕した。男を取り押さえたのは、騒ぎを聞いて現場に駆け付けた駐在所勤務の警察官の妻だった。

 逮捕容疑は11日午前10時20分ごろ、さいたま市緑区の稲荷神社のさい銭箱から現金10円を盗み、参拝に訪れていて犯行を目撃したさいたま市緑区の男性会社員(59)に呼び止められると、体当たりをして、頭や胸などに全治約2カ月のけがを負わせた疑い。

 浦和東署によると、騒ぎを聞いて現場近くにある野田駐在所に勤務する同署員の妻、山形麻理子さん(30)が駆け付け、柔道技の「大腰」で投げた後に「けさ固め」をかけて、男性とともに男を取り押さえた。山形さんは県警の元警察官で、当時駐在所には山形さん1人しかいなかった。

 男は「お金に困って現金を盗んだ。もみ合いになっただけ」と容疑の一部を否認しているという。

浦和東署野田駐在所に勤務する山形俊介巡査部長(左)と妻麻理子さん=12日午後、さいたま市緑区代山の野田駐在所

あなたにおすすめ