熊本県民像 ちょっと太め、朝食抜きがち、血糖値が高め 健診データ分析

©株式会社熊本日日新聞社

 ちょっと太めで朝食を抜きがち、空腹時の血糖値が高い-。県内約60万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部のデータから、こんな「県民像」が浮かび上がった。同支部は本年度から、つながりやすい糖尿病や腎不全の予防に力を入れる。

 同支部は2015年度の特定健診データを全国平均と比較。県内加入者のうち40~74歳の男女計11万2800人でみると、「糖尿病予備軍」とされる空腹時血糖(血液100ミリリットル当たり100ミリグラム以上)が男性47・1%、女性24・3%で、全国をそれぞれ5・6ポイント、2・5ポイント上回った。糖尿病域とされる値(同126ミリグラム以上)も、男性9・9%、女性3・4%で、いずれも全国より1・4ポイント、0・5ポイント高い。

 肥満と関わる「メタボリック症候群の該当者」は、男性23・8%、女性6・4%。問診データの分析による「朝食を抜く習慣」は男性27・5%、女性17・8%で、いずれも全国を数ポイント上回る。

 同支部によると、朝食を抜き空腹の時間が長くなると、昼食時により多くのインスリンが出て、血糖値異常が起きる。加えて食べ過ぎにもつながり、肥満と運動不足が重なると生活習慣病に至りやすい。

 分析を受け、同支部は18~23年度の「データヘルス計画」で「糖尿病領域」とされる加入者を減らす目標を設定。事業所に健康づくり事業を提案し、特定健診の受診率を上げるなどの計画を定めている。(林田賢一郎)

(2018年4月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

あなたにおすすめ