ストラットンが7回1安打ピッチング ジャイアンツ完勝

【ジャイアンツ7-0パドレス】@ペトコ・パーク

マディソン・バムガーナー、ジョニー・クエイト、ジェフ・サマージャと本来の先発三本柱がいずれも故障者リストに入っているジャイアンツにおいて「臨時エース」を務める男が見事なピッチングを見せた。日本時間4月13日のパドレス戦に先発したクリス・ストラットンは7回101球を投げ、3つの四球を与えたものの、パドレス打線に許したヒットは3回裏に代打のクレイトン・リチャードに打たれた1本だけ。7回1安打無失点という安定感抜群のピッチングでチームを勝利に導き、今季初勝利をマークした。

ジャイアンツのブルース・ボウチー監督はストラットンについて「彼は先発4番手の予定だったけれど、今は先発1番手だ。彼はそれに相応しい活躍ができる投手だと思うよ」と語る。実際、昨年8月5日以降にストラットンが先発した10試合でチームは7勝3敗。その期間中、ストラットンは防御率2.09というエース級の数字を残している。先発三本柱を欠く状況のなか、ストラットンは開幕投手を務めたタイ・ブラックとともに先発ローテーションの軸となっており、ボウチーも「彼ら2人に頼ることになるだろう」と話している。なお、パドレスはチーム唯一の安打を代打のリチャードが放ったが、チーム唯一の安打を代打で登場した投手が放つのは1900年以降では初の珍事。また、先発投手以外の投手がチーム唯一の安打を放ったのは、1935年6月28日にリリーフで登板したメイス・ブラウン(パイレーツ)が最後となっている。

© MLB Advanced Media, LP.