オランダ・アムステルダム発ハイテク自転車メーカーのバンムーフが、定額料金制「VANMOOF+」をスタートさせる。この新たなサービスで利用できる自転車は、近日発売予定の、人力ながらもスマートデバイスと連携する「スマート」モデルと「エレクトリファイド(電動)」モデル。
この画期的なサービスにより、月々2500円(税込)からの月額料金でハイクオリティな自転車ライフをより多くの人々が楽しめるようになる。
乗った分だけ支払い
短時間の利用が多いシェアバイクと違い、VANMOOF+はひとつのバイクを利用者が必要な期間、ずっと乗り続けていてよい。維持費用も込みで、万が一盗難にあった際にバイクを取り戻すか、交換できるバンムーフの盗難防止サービス Peace of Mind の利用も可能。
「ハイクオリティなシティバイクをみんなが乗るようになれば、それだけ車の渋滞や電車の混雑も減るよ。バンムーフのバイクの耐久性やスマート技術が、世界の都市が抱えている問題を解決する糸口になると思っています。」(カーリエ氏)
買うのは自転車ではなく「カギ」
「VANMOOF+」の利用者は最初に自転車代のほんの一部の「カギ代」を支払う。ライダーが定額料金制を終了する際は、そのカギを別の人に渡し、定額料金を引き継いでもらう事ができる。この方法により、利用者は自転車を大事に扱い、使い続けてくれる、という発想だ。
世界中で乗り回す
バンムーフは、東京をはじめ、ニューヨーク、ロンドン、台北、ベルリンなどにブランドストアがある。VANMOOF+の利用者は、それらの都市を旅行した際、本人とその同行者がスマートタイプ、もしくはエレクトリファイドバイクを無料で借りることができる。
「バンムーフを創立したきっかけは、ニューヨークへの旅行だった。自転車で大都市を走り回るスリルに魅せられたんだ。そのエキサイティングな経験をより多くの人に味わってもらいたいんだ。」(カーリエ氏)
定額料金制「VANMOOF+」は4月24日からスタート
バンムーフの 2018 年の新商品は 2 回に分けて発表予定。人力ながらもスマートデバイスと連携する「スマートバイク」は、4 月 24 日、最新の電動アシスト付きモデル「エレクトリファイド」は 5 月下旬の発売予定だ。