お子さまランチ専門店開店 大村ボート 障害者の就労支援

 日本財団の障害者就労支援プロジェクト「はたらくNIPPON!計画」のモデル事業として、大村ボートレース場(長崎県大村市玖島1丁目)に14日、お子さまランチ専門店「KINOBUTA(キノブタ)」がオープンした。
 同プロジェクトは障害者の雇用と工賃向上を目的に、同財団が事業費の約8割を助成。全国で100カ所をモデル事業に選ぶ。
 「KINOBUTA」は社会福祉法人飛翔会(矢野義範理事長)が運営し、障害者3人が働く。開所式には関係者ら約50人が出席。お子さまランチ20種類の試食会もあった。
 日本財団の前田晃専務理事は、全国的に就労継続支援B型事業の工賃月額が低い現状に触れ「事業が軌道に乗り、工賃月額3万5千円という目標を達成できることを祈る」とあいさつ。園田裕史市長らとテープカットでオープンを祝った。
 お子さまランチは離乳食(200円)から大人向け(千円)まである。営業日と時間は大村ボートレース場の営業に合わせて変更する。

20種類のお子さまランチが楽しめる「KINOBUTA」=大村ボートレース場

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