外国人観光客の「SOS」に24時間対応 6カ国語で医療通訳 沖縄県がコールセンター

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 沖縄県文化観光スポーツ部は12日までに、観光事業者や医療機関などを対象とした「Be.Okinawaインバウンド医療通訳コールセンター」を開設した。沖縄を訪れる外国人観光客が病気やけがなどで緊急医療が必要になった場合に、医療通訳オペレーターが電話を介して医師や消防士などへ症状などを通訳する。

 コールセンターは医療通訳を専門とするブリックス(東京都、吉川健一社長)とシャイニング(那覇市、宮城朝美代表)が共同企業体を立ち上げ県から受託している。

 対応言語は英語、中国語(北京語・広東語)、韓国語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語の6カ国語。医療機関などで研修を受けた医療通訳オペレーターが24時間対応する。また、電話通訳の他に診断書やカルテの翻訳も手掛ける。

 外国人観光客の増加に伴い「英語はできるが、他の言語が話せず対応に困った」「医療費の請求でトラブルになった」といった声が相次いでいる。それに伴い医療手続きの説明や病状、治療方法の誤訳を防ぐため、県は一括交付金を活用し同事業を立ち上げた。2018年度予算に約6千万円を計上している。

 文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「外国人観光客の増加に伴い、急な対応を迫られる場面も増える。詳しい病状の把握やトラブルを防ぐためにも積極的に利用してほしい」と呼び掛けた。

 コールセンターの電話回線に限りがあり、利用者は観光事業者や医療機関、消防に限定している。コールセンターの連絡先などの問い合わせは医療通訳サービス運営事務局、電話098(868)5230。

外国人を含む多くの観光客でにぎわう那覇市の国際通り=2017年9月

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