ヴォルターズ復興マッチ 客席と一体、選手奮闘

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試合後、観客とハイタッチする熊本ヴォルターズの小林慎太郎主将=14日、熊本市西区の県立総合体育館

 熊本地震の「復興マッチ」と銘打ち、熊本市西区の県立総合体育館で強敵秋田に挑んだバスケットボール男子Bリーグ2部の熊本ヴォルターズ。73-77で惜敗したが、懸命に体を張る選手たちの雄姿に、3242人が詰め掛けた観客席は沸いた。

 激震地の益城町が本拠地だったヴォルターズは体育館を失う中で被災者支援に奔走した。地震から丸2年のマッチに家族5人で訪れた同町職員の浦本信生さん(46)は「震災中から本当に力をもらっている」と感謝。選手のサイン入りTシャツを着た人吉東小6年の白坂純之介君は「選手たちは何度も人吉まで来てくれた。圧勝してほしい」と願った。

 「一緒に歩んでいきましょう」。ロビーに掲げられたラグビー日本代表の流大[ながれゆたか]選手やプロ野球中日の荒木雅博選手ら県関係アスリートのメッセージも励ましとなり、試合は終了間際まで大接戦。小林慎太郎主将は「皆さんが僕らの背中を押してくれた」-。ヴォルターズは地震に立ち向かった猛々[たけだけ]しさを最後まで見せ続けた。(樋口琢郎)

(2018年4月15日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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