実は同じクラブに在籍していた、意外すぎるサッカー選手の“コンビ”5組

グローバル化が進むサッカー界。

なかでも欧州では選手の移籍が活発であり、世界的なスター選手が思いもしないところでともにプレーしていたというケースがある。

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そこで今回は『FourFourTwo』が紹介した12例の中で、特に驚きが大きかった5つをご紹介しよう。

1. ティエリ・アンリとヨン・アーネ・リーセ

所属クラブ:モナコ(FRA)
ともに所属していた時期:1998 - 1999年

長年アーセナル、リヴァプールというビッグクラブで凌ぎを削ったアンリとリーセ。実はプレミアリーグにやって来る前、同じチームでプレーしていた。

アンリがモナコに所属していたのは有名な話だが、リーセもリヴァプール移籍前の3シーズンをモナコで過ごし、両者は1998-99シーズンをともに戦った。

結局アンリが冬の移籍マーケットでユヴェントスへと移籍しため同じチームに在籍した期間は半年であったが、当時のチームにはGKファビアン・バルテズやDFウィリー・サニョル、FWリュドヴィク・ジュリ、FWダヴィド・トレゼゲといったなどなかなか豪華な顔ぶれが揃っていた。

2. ロナウドとエイドゥル・グジョンセン

所属クラブ:PSV(NED)
ともに所属していた時期:1995 - 1996年

クルゼイロからPSVへと渡り、30試合30得点という圧巻の得点力でその名を世界に轟かせたロナウド。加入2年目となる1995-96シーズン、あのグジョンセンと一緒にプレーしていたのはあまり知られていない。

アイスランドのヴァルルからPSVに加入したグジョンセンは、この年13試合に出場し3得点をマーク。ロナウドと一緒のピッチに立ったこともあるが、膝の怪我によりその機会はそこまで多くなかった。

結局ロナウドは1996年の夏にインテルへステップアップを果たし、グジョンセンはもう1シーズンをPSVで過ごし故郷のKRに移籍。

この数年後、両者はともにバルセロナのユニフォームに袖を通すことになる。

3. リヤド・マフレズとバンジャマン・メンディ

所属クラブ:ル・アーヴル(FRA)
ともに所属していた時期:2011 - 2013年

現在、プレミアリーグという世界最高峰の舞台で活躍するマフレズとメンディ。その存在を知らしめるキッカケになったのは、ル・アーヴルでの活躍だった。

カンペールという小さなクラブからル・アーヴルへ渡ったマフレズは、Bチームで結果を残しトップチームでの出番を得た。一方のメンディはル・アーヴルの下部組織出身で、プロ1年目から29試合に出場している。

当時のル・アーヴルは2部に在籍していたが、両選手ともまさか数年後にプレミアリーグで優勝争いをしていることになるとは思わなかっただろう。

4. エデン・アザールとピエール・オーバメヤング

所属クラブ:リール(FRA)
ともに所属していた時期:2009 - 2010年

世界でも指折りのアタッカーとして知られるアザールとオーバメヤング。サッカーゲームなどで揃ってプレーさせているファンも少なくないはずだが、実はそうした現実が数年前にあった。

リールでプロデビューを飾り順調に主力へと成長していたアザールに対し、オーバメヤングはミランからのローン移籍を繰り返していた。

すると2009年、オーバメヤングはリールに加入。ここでアザールとともにプレーしたのだった。

しかし、当時のアザールが中心的選手だったのに対し、オーバメヤングは14試合に出場し僅か2得点と目立った数字を残すことができず、この年限りでの退団となった。

現在はチェルシーとアーセナルの主力である両者に同じチームでプレーしていたという過去があったというのは、実に興味深い巡り合わせであろう。

5. エドガー・ダーヴィッツとウィルフリード・ザハ

所属クラブ:クリスタル・パレス(ENG)
ともに所属していた時期:2010 - 2011年

1973年生まれのダーヴィッツに対し、ザハは1992年生まれ。ダーヴィッツが1998年ワールドカップに出場していた頃、ザハはまだ5歳だった。

2010年、当時37歳だったダーヴィッツはクリスタル・パレスに加入。最後にプレーしてから2年のブランクがあったが、イングランド2部で現役復帰を果たした。

そしてこの年、クリスタル・パレスのトップチームに昇格したのがザハだった。ザハは瞬く間に主力メンバーへと成長し、41試合に出場。その活躍が認められ、2013年にはマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。

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