現役最年長選手・コローンが8回途中まで完全投球!

【レンジャーズ3-1アストロズ(延長10回)】@ミニッツメイド・パーク

故障者リスト入りしているダグ・フィスターの代役として先発ローテーションに入っているバートロ・コローン(レンジャーズ)が、現役最年長選手とは思えない見事なパフォーマンスで完全試合達成の夢を見させてくれた。日本時間4月16日のアストロズ戦に先発したコローンは、ホゼ・アルトゥーベ、カルロス・コレア、ジョージ・スプリンガーらが並ぶ強力打線を相手に7回までパーフェクト・ピッチング。8回裏先頭のコレアを歩かせ、続くジョシュ・レディックに二塁打を浴びて完全試合&ノーヒッターへの挑戦は終了してしまい、ユリ・グリエルの犠牲フライで同点に追い付かれたものの、年齢を感じさせないピッチングで全米の野球ファンを沸かせた。

「7回を投げ終えたときに(完全試合を)意識し始めた」というコローンは、ストライクゾーンを自由自在に操り、アストロズ打線の強力打線を翻弄した。8回裏にグリエルの犠牲フライで同点とされ、マーウィン・ゴンザレスを打ち取ったところで降板となったものの、7回2/3を投げて被安打1、奪三振7、失点1の見事なピッチング。アストロズ先発のジャスティン・バーランダー(8回11奪三振1失点)に全く引けを取らなかった。レンジャーズは3回表に2号先制ソロを放ったロビンソン・チリーノスが、10回表に勝ち越しの2点タイムリー二塁打を放ち、王者・アストロズに連勝。ジェフ・バニスター監督は「この2勝は本当に大きいよ」と連日の延長戦勝利を喜んだ。一方、アストロズのA.J.ヒンチ監督は「彼は内角、外角、高め、低めとストライクゾーンを自由自在に操っていたね。攻略するのは難しかったよ」とコローンの好投を称えていた。

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