先週末に行われたラ・リーガの第32節。マガラ対レアル・マドリーの試合は、アウェイのマドリーが1-2で勝利した。
そんなこの試合で1ゴール1アシストと大活躍したのがイスコ。29分、相手の壁を越す絶妙なフリーキックを突き刺し先制点をマークすると、63分にはカゼミロの追加点をお膳立てした。
現在20位のマラガはこの試合でも勝点を積み重ねることができず、また一つ降格に近付いた形だ。しかしそれでも、ファンたちはイスコが交代する際にはスタンディングオベーションで出迎えていた。
イスコにとってマラガ古巣であり、チームにUEFAチャンピオンズリーグ出場をもたらした原動力であった。
マドリーへと移籍し、自分たちのチームを相手に活躍したとしても、サポーターにとっては特別な存在なのだろう。
そして、イスコにとってもマラガは忘れられないクラブであるに違いない。
フリーキックを決めた直後、観客に向かって手を合わせたイスコ。
これはマラガサポーターの心情を察してのものであり、この後も大袈裟に喜んだりすることはなかった。
こうした紳士的な振る舞いもあり、マラガのサポーターたちはイスコにスタンディングオベーションをしていたのだろう。