コベルコ建機・楢木一秀社長/「安全・健康を最優先に」
事務、技術、技能系あわせて70人もの若く有能な方々を迎え入れることができ、非常に嬉しく感じています。
当社グループの2018年3月期の経常利益は中期計画値の150億円を上回り、神戸製鋼グループで最高の180億円となる見込みです。
油圧ショベルのシェアも着実に伸びています。日本市場では17年度2月末時点で22%弱、東南アジアでも22%弱で1~2月は1位となりました。インドではハイエンドクラスで首位の30%超となっています。クローラークレーンでは70~250トンの中小型機で世界トップを堅持しており、商品力の強化を行っている300トン以上の大型機と合わせて40%を狙えるポジションにあります。
これらは他社製を2割も上回る省エネ性能など優れた商品や品質、アフターサービスを支える各組織体制の成果だと思います。
ショベルとクレーン事業の統合は昨年末に欧州での拠点統合で全世界の体制が整い、いよいよ大きく羽ばたくタイミングとなりました。
皆さんにはコンプライアンスの遵守を土台に安全・健康を最優先、次いで品質、コストの順に判断基準を意識し行動して下さい。
JMU・千葉光太郎社長/「若いうちに高い志を」
ジャパン・マリンユナイテッド(JMU)は2013年1月にIHIマリンユナイテッドとユニバーサル造船が統合して誕生した会社です。その母体はIHI、JFE、日立造船、住友重機械工業であり、いずれも日本を代表する歴史と伝統を持った会社です。
皆さんは付加価値という言葉を知っていると思います。船は鉄板やパイプ、エンジンといった、ごくありふれた資機材を使って建造しています。これに皆さんの知恵と技術と情熱を注ぎ込むことで特別な価値を持った船が生み出されるのです。
皆さんには造船のプロを目指して欲しい。そのためには高い志を持つことが大切です。これは若い頃から心がけていないと、自分のものとすることは難しいと私は思っています。歳をとってからでは時すでに遅しなのです。
これから行き詰まったり悩んだりすることもあると思います。その時に一番大きな支えとなるのが、ここにいる30人の同期です。切磋琢磨しながらお互いの励みとしてもらいたいと思います。