日・アルゼンチン貿易投資、鉱業分野で協力拡大へ

 第2回日・アルゼンチン貿易投資合同委員会が16日、経済産業省で開かれ、両国の政府関係者などが貿易投資強化に向けた意見交換を行った。

 エネルギー・鉱業分野では同国の鉱業分野に関する法制の情報提供を日本企業に行うなど、同国の鉱業投資促進に向けて協力を拡大していくことなどを確認した。

 5月には東京で駐日アルゼンチン大使館と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がアルゼンチン鉱業投資促進セミナーを共催する予定となっている。

 同委員会は、政府間会合と官民会合の2部構成で、政府間会合では平木大作経済産業大臣政務官とアルゼンチンのブラウン工業生産省副大臣をはじめとする両国政府関係者らが今後のG20での協力などについて意見交換を行った。午後の官民会合では同国でのビジネスに関心を有する民間企業約20社などが参加し、両国の貿易投資強化に向けて議論を行った。

 18年は2月にアルゼンチンで日本企業向けに鉱業セミナーを行うなど同国の鉱業投資法制の情報共有に関する取り組みを新たに開始している。

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