ミュージカル『テニスの王子様』をはじめ、『黒子のバスケ』、『新・幕末純情伝』などの舞台に出演して注目を集める若手俳優の小沼将太が、タイムスリップしてきた白虎隊と、福島県の男子校、私立白山高校演劇部の高校生たちとの遭遇を描く「男劇団 青山表参道X」の旗揚げ公演『SHIRO TORA~beyond the time~』に出演する。6月14日より東京・渋谷区のAiiA2.5 Theater Tokyoにて行われる本舞台。小沼将太の意気込みを聞いてきた。
—— 見た目がっしりとして強そうです。殺陣のシーンがあればすごく似合いそうだなと思いました。
小沼:殺陣の経験は舞台では過去5回くらいですかね。身長を考慮してだと思うんですけど、槍を持たされることが多かったです(笑)
—— 見た目的にはすごく日本男児という感じ。時代劇は似合いそうですね。
小沼:本当ですか?僕の中ではカリフォルニアから来たというイメージなんですけど(笑)『新・幕末純情伝』では確かに近藤勇役をやったりはしましたけど。
—— 『新・幕末純情伝』はつかこうへいさんの作品ですね。
小沼:あの時はミュージカル『テニスの王子様』が終わったばかり。殺陣とか演技といっても何がなんだかわからなかったのを覚えています。2.5次元の世界から急にリアルな世界になって、そのギャップがすごくて(笑)セリフの回しもはやくて、それについていけなくて、いろんな葛藤があったのを思い出します。
—— 今回はどんな役柄になりそうでしょうか?
小沼:実は僕の役柄はまだ秘密なんです(笑)。自分は舞台経験が結構あるので、いろいろみんなにアドバイスをできるんじゃないかと思っています。今回、舞台が初めてのメンバーも多いんです。いいサポートができればと考えています。
—— 舞台はこれまで何本くらい経験してきたんですか?
小沼:20本くらいやってきたと思います。
—— 年齢的にもキャリア的にもスキルを積んできたという感じですね。
小沼:オスカープロモーションに入って9年目なんですけど、僕が入った時は先輩とかにもっと芝居が好きな人がいてその人たちに教わってきたんです。今度は僕が教える側に立ってあげたいっていう気持ちがあるんです。みんなの中で自分の経験が役に立てば嬉しいです。
—— 旗揚げ公演を前に改めて意気込みをお願いします。
小沼:オスカープロモーションの男性が集まってはじめてやる旗揚げ公演。旗揚げという最初の舞台をこのメンバーでやることによって、何か絶対いいものを伝えたいという思いがあります。白虎隊は若いメンバーの集まり。僕たちと同じ。演じる自分たちも共感できる部分がきっと多い舞台になると思います。若さと熱量、舞台への思いを稽古にぶつけて本番を迎えたいです。ぜひ期待していてください。
(撮影・インタビュー:名鹿祥史)
男劇団 青山表参道X旗揚げ公演『SHIRO TORA~beyond the time~』はAiiA2.5 Theater Tokyoにて6月14日~6月17日(全6公演予定)まで上演