主力温存でGS敗退のC大阪、指揮官が衝撃の告白!?「ACLよりJリーグに重点を置いているのは事実」

C大阪の指揮官を務める尹晶煥監督 photo/Getty Images

セレッソ大阪は17日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ最終節で広州恒大(中国)とアウェイで対戦した。

勝てば問答無用で決勝トーナメント進出が決まる状況だが、連戦が続く影響もあってか、尹晶煥監督は前試合のFC東京戦から大幅にメンバー変更。FW杉本健勇やFW柿谷曜一朗、MF山口蛍といった主力をメンバー外にした。その結果、前半を1-1で折り返すも後半に2失点を喫したC大阪。1-3で広州恒大に敗れている。

他会場で行われていた4位済州(韓国)と3位ブリーラム(タイ)の一戦で、後者が勝利を逃した場合もC大阪の決勝トーナメント進出が決まる。しかし、アウェイのブリーラムが1-0で済州に勝利したため、C大阪はグループステージで姿を消すこととなった。

試合後、インタビューに応じたC大阪の尹晶煥監督は「このような結果になったことは大変申し訳なく思う。我々の選手は最後まで最善を尽くしたが、残念な結果になった。どのような形であれ、結果を持ち帰るために最善を尽くしたが、力不足だった」と述べつつ「我々のチームは久しぶりにACLに出場したが、またたくさんの経験をすることになった。この経験を糧に、また成長する姿を見せる必要がある」とコメント。クラブの公式サイトが伝えている。

主力メンバーを外したことで、「JリーグをACLより優先しているのか」という質問が飛ぶと「正直に話すと、4年前にACLに出場したとき、J2に降格した記憶があったので、ACLよりJリーグに重点を置いているのは事実。ただ、ACLに関しても全ての選手を動員して、何とかグループステージを突破したかった。そうできなかったことに関しては残念」と明かした。

そして「ACLの経験が多くない。今日は『忍耐力を持ってしっかりと耐えよう』という話をしたが、その忍耐力が足りなかった。相手の強い攻撃陣に対して、我々が耐え切れなかったことが今日の敗因。グループステージ全体を通しても、(突破するために)一番足りなかったものは経験だと思う」と話している。

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