JR九州社長 スタジアムに協力意向 幸町跡地計画で 「高架下を活用」

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 JR九州の青柳俊彦社長は19日の定例会見で、三菱重工業長崎造船所幸町工場一帯(長崎市)の跡地活用でサッカースタジアムが建設される見通しとなったことについて、近くで高架化されるJR長崎線の高架下スペースを集客に生かす検討を進め、スタジアム建設を計画するジャパネットホールディングス(佐世保市)に提案する意向を明らかにした。「『隣接者』として協力できる体制ができれば」と語った。
 三菱重工は、跡地活用公募でサッカーJ1、V・ファーレン長崎の専用スタジアム建設を目指すジャパネットなどを優先交渉権者に選定する方針。JR長崎線の一部高架化は県がJR九州と連携して進めており、2021年度に完成予定。
 青柳社長はジャパネット側が選定される方針との報道を踏まえ、高架下スペースの整備について「一番簡単なのは駐車場。商業施設もできるだろう。サッカー場ができるというふうに聞いているので関連施設ができるのでは」と説明。「良い提案ができればジャパネットにぜひ話したい」とし、V長崎の試合日の輸送支援も協力する考えを示した。
 与党検討委員会に要請した九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化については、収支改善効果の高さを挙げ「九州を元気にする立場から九州のために選ぶべきでは」と強調。22年度の暫定開業時から新幹線と在来線特急を乗り継ぐリレー方式は「単年度で赤字になる」と危惧し、コスト削減策を検討する考えを示した。