JFE条鋼子会社のBS東日本テック、植物工場「ハーブ工房」が3周年 累計生産2万5000キロに

 JFE条鋼(社長・渡邉誠氏)の100%子会社、BS東日本テックは鹿島事業所で手がけているハーブ野菜専用の植物工場「ハーブ工房」が2015年3月の立ち上げから3周年を迎えた。同工房ではバジルを中心にルッコラやチャービル、イタリアンパセリ、セルバチコの5品種を栽培。レストランやスーパー、青果卸売会社などに販売している。現在はほぼフル生産にあり、累計生産量は約2万5千キロに上る。

 同社のハーブ野菜は〝完全閉鎖型、完全人工光型の養液栽培〟により虫や病気の侵入リスクが少なく、腐敗菌や一般生菌が少ないため、安心・安全で鮮度が長持ちするのが特徴。季節の変化や気候の厳しい変動の影響を受けず、清潔なクリーンルーム内で年間を通じて安定した品質で栽培している。また、採りたての新鮮な状態で納品できるため、顧客からも好評を得ている。

 BS東日本テックは旧ビーエス工運とビーエスサービスが統合して今年4月1日付で発足し、鹿島事業所と仙台事業所を中心に幅広く事業を展開している。

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