「アーセナルが置き換えるべき5人の選手」

今季も厳しい戦いを強いられているアーセナル。ついにアーセン・ヴェンゲル監督の今季限りでの退任も決まった。

ここでは、『Sportskeeda』による「アーセナルが置き換えるべき5人の選手」を見てみよう。

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GK:ペトル・チェフ(35歳)

彼は史上最も偉大なGKのひとりだ。チェルシーとプレミアリーグにおけるレジェンドでもあるが、アーセナルでは最高の選手としては記憶されないだろう。

ガナーズ1年目はいいシーズンを送ったが、それ以降は衰えを見せている。最近はシュートセーブもできておらず、アーセナルにおいて優先的に置き換えられるべき存在だ。

第2GKダビド・オスピナは代役として十分ではない。もしアーセナルが今夏もGKへの支出を渋れば、またもCLのことは忘れなければならないだろう。

MF:サンティ・カソルラ(33歳)

カソルラはサッカー界で最も過小評価されている選手のひとりだ。アーセナルにとって彼の存在はあまりにも重要で、誰も代役になれていない。

クリエイティブさと守備を兼ね備えていたが、怪我によって長期間の離脱を余儀なくされている。

離脱期間はあまりにも長く、彼が最後にプレーしたのがいつなのかを正確に知るためにはGoogleが必要だ。グーナーの一部とライバルクラブのファンの多くは、彼がまだ在籍していることを忘れてしまっている。

したがって、代役獲得はアーセナルにとって必須だ。グラニット・ジャカ、ジャック・ウィルシャー、ムハンマド・アル・ナーニーでは不十分だが、誰ならそれが務まるのか…。

DF:ペア・メルテザッカー(33歳)

メルテザッカーは足が遅く、そのことで随分いじられていきたかもしれない。だが、DFにとって必要とされているその他の資質を備えていたことは誰も否定できないはずだ。

彼は今季終了とともに現役から引退し、アカデミーで指導者としてのキャリアをスタートさせる。

この2シーズンほどはあまりプレーできなかったが、カラム・チェンバースもロブ・ホールディングもその代役にはなれなかった。2人は単純に不十分であり、アーセナルはより資金を費やして、まともなDFを買う必要がある。

オランダ代表DFステファン・デ・フライはラツィオとの契約が満了になるため、フリーで獲得可能だ。

だが、ユナイテッドからDFクリス・スモーリングを2500万ポンド(38.4億円)で引き抜くこともできるかもしれない。チェルシーDFギャリー・ケイヒルも。

MF:ジャック・ウィルシャー(26歳)

彼はアーセナルにおいて、いまだにクラブのためにプレーしている唯一の選手かもしれない。このクラブには彼のようなハートとパッションを持つ者は誰もいないように見える。

だが、その契約は今季で満了になる見込みだ。

彼は生粋のアーセナル育ちだが、絶え間ない怪我に悩まされているのが問題になっている。溢れる才能がありながら、いまだにピークには達していない。それも怪我に次ぐ怪我を繰り返してきているためだ。

彼のようなパッションを持つ選手を見つけ出すのは、アーセナルにとって非常に非常に難しいことだろう。

とはいえ、それはチームが求める主な基準にすべきではない。ウィルシャーのコミットメントとピッチ上で存在感を見せつける能力は、多くの選手が補完可能なものであるはずだ。

DF:シュコドラン・ムスタフィ(26歳)

今季のアーセナルにおけるワースト選手のひとりとして彼を選ぶことに、それほど難しさはない。失点につながる多くのミスを犯している。

今夏、アーセナルが誰か1人を売って1人を買わなくてはいけないのなら、ムスタフィを売らなければいけない。彼の守備は、フットボーラーではなく彼に良く似た俳優がやっているかのようだ。

要するに、今夏のアーセナルはオーバーホール(大規模な改修)が必要ということだ。

もしそれが起きなければ、ヴェンゲルは非常に悪い状態で次期監督にクラブを明け渡すことになるだろう。そして、来季もまた空席だらけのエミレーツを見ることになるはずだ。

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